SSの凍結にご注意ください
製品情報
農機

SSの凍結による修理が増えています
ここ数日、朝晩の冷え込みにより
SS(スピードスプレーヤ)ポンプ破損のご相談が増えています。
内部に水分が残ったまま氷点下になると、凍結膨張により重大な破損につながります。
凍結で破損しやすい部位
・ポンプ室(ピストンパッキン/プランジャー部)
・レギュレーター
・配管ジョイント部
・圧力計
・ノズル配管末端
修理費用は
数万円〜数十万円になるケースもあります。
【SS凍結防止対策】
基本原則:「水を残さない」
凍結=内部残水の膨張破損です。
水を完全に抜くことが最大の予防策です。
◎冬季保管前・休眠期防除後の凍結防止手順
1.タンク排水
・タンク下部ドレンコックを全開
・ストレーナーを開けて清掃
2.ポンプ内完全排水
・ノズルを開放し、数秒間空吹きしてポンプやノズル、ホース等配管内の水を完全に抜く。
・ポンプのドレンコックを緩めて排水
・圧を完全に抜く
3.不凍液循環
最低気温 氷点下を下回る地域では実施を推奨します。
使用液
・プロピレングリコール系不凍液
・自動車用LLC(50%希釈)
方法
・タンクに5〜10L投入(例・不凍液3L:水3L)
・エンジン始動
・全ての噴霧ノズルと手散布ノズル(ピストル)から着色液(緑色)が出るまで通して循環させる
・停止(抜かずに保管)
※不凍液(LLC)を確実に噴霧経路に循環・充填する事
[SSの保管環境]
|
対応レベル |
保存場所 |
コメント |
|
高 |
屋内保管(倉庫・車庫) |
放射冷却を防げる |
|
中 |
ブルーシート+断熱材 |
最低限の対策 |
|
低 |
野ざらし |
破損リスク大 |
[今すぐ確認してください]
✔ タンク内は完全排水済みですか?
✔ ポンプ内部の水抜きはしましたか?
✔ ノズルから空吹きしましたか?
✔ 不凍液循環を行いましたか?
[SSが凍結してしまった場合の対処方法]
✖️絶対にやらないこと
・すぐにエンジンをかけない
・無理にポンプを回さない
・いきなり圧をかけない
凍ったまま動かすと
ダイヤフラム・レギュレーター・配管が破損します。
◎正しい初動対応
1.自然解凍
・屋外の直射日光の当たる場所へ移動
・毛布でポンプ周辺を保温
・室温でゆっくり解凍
・お湯をポンプにかける(ぬるま湯)
※熱湯・ドライヤー直当て・直火は禁止
2.解凍後チェック
✔ 亀裂はないか
✔ 水漏れはないか
✔ 圧力計は正常か
✔ レギュレーター滲みはないか
3.始動テスト
・低回転で始動
・徐々に圧を上げる
・異音・振動・漏れ・異臭(ゴム系)確認
異常があれば即停止してください。
[よくある症状と原因]
|
症状 |
想定箇所 |
|
圧が上がらない |
ピストンパッキン劣化・調圧劣化 |
|
ポンプ下から水漏れ |
ケース割れ |
|
レバー付近から漏れる |
レギュレーター破損・配管割れ |
|
圧力計ゼロ固定 |
内部凍結破損 |
[春先の出動前も要確認]
・使用一週間前に試運転
・圧が上がらない
・水漏れがある
・異音・異臭がする
少しでも違和感があれば点検を。
点検・ご相談はお気軽にご連絡ください。
当社では丸山・共立・ショーシン各メーカー対応可能です。
凍結後の無理な始動は高額修理につながります。
4月に凍結した事例もあります。
「大丈夫だろう」は危険です。
地域の農家さんの大切な機械を守るため、
春先ベストコンディションで始動するためにも、
事前の対策をぜひお願いいたします。