果樹の各病害虫対策まとめ 2026年4月
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農薬

■果樹の各病害虫対策まとめ
【ブドウ:越冬病害虫の防除】
ブドウでは、越冬したダニ類の初期密度を抑えることが重要です。
👉 住宅地周辺では飛散・臭気に配慮し、
結果母枝への部分処理も有効です。
- 石灰硫黄合剤が使用できない場合
👉 クムラス(300倍+展着剤)で代替防除 - 発生が見られる園地
👉 展葉初期(2~3枚)に
コテツフロアブル(2,000倍)を散布
▶発芽前防除(主要品種)
対象:巨峰系4倍体品種(巨峰・ピオーネ・藤稔等)、デラウェア、甲州
- ベンレート水和剤/ベンレートT水和剤20を散布
使用時のポイント👇
- ベンレートT水和剤20
👉 単用散布(石灰硫黄合剤は2週間前まで) - ベンレート水和剤
👉 石灰硫黄合剤と混用可
※混用時は「ベンレート→石灰硫黄」の順で溶解
【立木類(モモ・スモモ・オウトウ)】
▶ハマキムシ類対策
開花期~発芽初期に発生し、葉や花を綴って食害します。
- 中齢以降は薬剤効果が低下
👉 初期防除の徹底が重要 - 発生が多い場合
👉 落花期に
フェニックスフロアブル(4,000倍)**を使用
▶チュウゴクアミガサハゴロモ対策
摘蕾・摘花時に産卵痕が確認されることがあります。
- ブラシ除去では不十分
👉 枝ごと剪除し、埋設または焼却処分
👉 物理防除が基本
▶灰星病(花腐れ)対策
落花期の降雨が続くと発生が増加します。
- 天候(降雨予報)を確認し
👉 適期防除を徹底 - オウトウ雨よけ栽培
👉 開花期の降雨時は
ビニール被覆を閉めるなどの環境制御も併用
■まとめ
今期は降雨が多く、初期防除の遅れが被害拡大に直結します。
- 越冬害虫は「発芽前~初期」で確実に抑える
- 病害は「降雨前提」で予防管理
- 物理防除も積極的に実施
早期対応が、その後の防除負担を大きく軽減します。