果樹の病害虫発生予報まとめ 2026年4月

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果樹の病害虫発生予報まとめ 2026年4月

■果樹の病害虫発生予報まとめ

今月は気温が高く、降水量も平年並~やや多い見込みのため、
全体的に発生時期は早く、発生量は平年並と予想されています。

👉 「早めに出る・油断すると広がる」傾向


【ブドウ】

▶黒とう病

発生:早い/量:平年並

👉 展葉直後から感染するため、
初期防除の遅れがそのまま被害につながる病害

◎対策ポイント

  • 展葉初期から防除暦どおりに散布
  • シャインマスカット等は特に注意
  • 病斑枝・巻きひげの除去を徹底

【モモ】

▶せん孔細菌病

  • 発生:早い/量:平年並

◎対策ポイント

  • 芽枯れ・枝枯れは早期除去
  • 満開直後から定期防除
  • 降雨前散布が基本(雨で伝染)

▶うどんこ病

  • 発生:早い/量:平年並

◎対策ポイント

  • 落花期から防除開始
  • 適用薬剤で遅れず対応
  • 発病果は優先的に摘果

▶モモハモグリガ

  • 発生:早い/量:平年並

👉 高温で増殖リスクあり

◎対策ポイント

  • 落花期(食入初期)の防除徹底

▶アブラムシ類

  • 発生:早い/量:平年並

◎対策ポイント

  • 開花直前~落花期に初期防除
  • 継続発生時は追加防除

【スモモ】

▶スモモヒメシンクイ

  • 発生:早い/量:平年並

◎対策ポイント

  • 多発園では
    👉 交信かく乱剤(ナシヒメコン)活用

▶アブラムシ類

  • 発生:早い/量:平年並

👉 モモと同様に初期防除が重要


【立木類(モモ・スモモ・オウトウ)】

▶灰星病

  • 発生:早い/量:平年並

👉 降雨で発生増加

◎対策ポイント

  • 花腐れ症状の早期確認
  • 予防散布の徹底
  • 被害部は除去・園外処分

▶ウメシロカイガラムシ

  • 発生:早い/量:平年並

👉 4月下旬~5月上旬が防除適期

◎対策ポイント

  • 幼虫発生ピークで確実防除

▶カメムシ類

  • 発生:早い/量:平年並

👉 飛来は年変動が大きい

◎対策ポイント

  • 夕方~夜間の園地確認
  • 地域一斉防除が有効

【施設ブドウ】

▶ハダニ類

  • 発生:平年並

◎対策ポイント

  • 初期発生を見逃さない
  • 多発前に早期防除

▶灰色かび病

  • 発生:平年並

👉 天候不順+多湿で発生増加

◎対策ポイント

  • 換気・湿度管理の徹底
  • 花かす・発病部除去
  • 開花期の環境制御(換気・加温)

■注意事項

訪花昆虫(ミツバチ等)を導入している園では、
防除時期・使用薬剤に十分配慮し、指導機関の基準に従ってください。


■まとめ

今月は👇

👉 「発生は早いが量は平年並=初動がすべて」

  • 初期防除の徹底
  • 降雨前対応
  • 園地観察の強化

が安定生産の鍵となります。

※参考資料

▶︎病害虫発生予報第1号(PDF)

▶︎山梨県病害虫防除所のホームページ